2025年2月

入浴 vs シャワー

毎日の入浴習慣には、「湯船に浸かる派」と「シャワーで済ませる派」がいると思います。
しかし、健康面で考えたとき、どちらがより良いのでしょうか?今回は、お風呂とシャワーの効果の違いについて解説します。

湯船に浸かるメリット

湯船に浸かることは、単なるリラックスタイム以上の健康効果をもたらします。

(1)血行促進による疲労回復

お湯に浸かることで体温が上昇し、血管が広がり血流が良くなります。これにより、筋肉の緊張がほぐれ、肩こりや腰痛の改善、疲労回復が期待できます。
特にデスクワークや立ち仕事で体が凝り固まっている人にとって、入浴は効果的なケア方法です。

(2)リラックス&快眠効果

お湯に浸かることで副交感神経が優位になり、ストレスが軽減されます。また、体温が上がり、その後ゆっくり下がることで眠りにつきやすくなります。
寝る90分前程度にお風呂に入ると、より深い睡眠を得やすくなります。

(3)デトックス&美肌効果

温かいお湯に浸かることで発汗が促され、体内の老廃物が排出されやすくなります。さらに、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなるため、美肌効果も期待できます。特に炭酸泉や硫黄泉などの温泉成分が含まれた入浴剤を使うと、より美容効果が高まります。

(4)免疫力の向上

入浴によって体温が上昇すると、免疫細胞の働きが活発になります。これにより風邪予防や体調管理にも役立ちます。
特に冬場は、お風呂に浸かることで冷えを防ぎ、免疫力を維持するのに効果的です。

(5)関節や筋肉のケア

浮力の影響で関節や筋肉への負担が軽減されるため、リウマチや関節炎の予防・改善にも役立ちます。スポーツ後のリカバリーにも湯船に浸かることが推奨されます。

シャワーのメリット

一方で、シャワーにも手軽さや利便性といったメリットがあります。

(1)短時間で済む

忙しい朝や時間がないときには、シャワーが便利です。特に夏場や運動後の汗を流すだけなら、シャワーでも十分です。

(2)心臓への負担が少ない

湯船に長く浸かると、血圧の変動が大きくなり、心臓に負担がかかることがあります。高齢者や高血圧の方は、シャワーを選ぶほうが安全な場合もあります。

(3)清潔を保ちやすい

湯船は時間が経つと雑菌が繁殖することがありますが、シャワーは常に流しながら洗えるため、より清潔に保てます。

(4)肌への刺激が少ない

熱いお湯に長く浸かると、皮脂が落ちすぎて肌が乾燥することがあります。シャワーは必要な部分だけを洗うことができるため、肌への負担を減らすことができます。

結論:疲れを取りたいなら湯船に浸かるのがオススメ!

シャワーだけでも体を清潔に保つことはできますが、健康面や疲労回復の観点からは、湯船に浸かるほうが圧倒的にメリットが多いです。特に冷え性の方や、日々の疲れをしっかり取りたい方には、お風呂に入る習慣をつけることをオススメします。

理想の入浴方法

効果的にお風呂を活用するためのポイントを紹介します。

  • 温度は38〜40℃のぬるめにする(熱すぎると交感神経が刺激され、リラックス効果が半減)
  • 入浴時間は10〜15分程度(長湯しすぎるとのぼせや脱水の原因に)
  • 入浴前後に水をコップ1杯飲む(脱水を防ぎ、血流を良くする)
  • 寝る90分程度前に入ると快眠効果がアップ
  • 疲れがひどいときは、炭酸泉や入浴剤を活用すると血流促進効果が高まる
  • 半身浴を取り入れると、心臓への負担を減らしながら体を温められる
  • 週に1〜2回は長めの入浴をすると、リラックスや疲労回復に最適

忙しい毎日でも、週に数回はゆっくり湯船に浸かる時間を作ることで、心も体もリフレッシュできます。
ぜひ、今日から入浴習慣を見直して、より健康的な生活を送ってみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ストレートネック

スマートフォンが普及し、毎日のように動画視聴やSNSなどで長時間使用している人も多いと思います。
スマートフォンを長時間使用することで姿勢が悪くなり、首や肩に負担がかかってしまうストレートネック。

通称、「スマホ首」。

現代社会において、スマートフォンは欠かせないツールだと思いますが、それによりストレートネックで悩んでいる方も多くなっています。
今回は、ストレートネックの症状や対策、予防方法についてお話しさせていただきたいと思います。

ストレートネックとは

通常、首の骨(頸椎)は前方向に緩やかなカーブを描いており、このカーブが頭の重さを支えています。
しかし、スマートフォンを使用するときには少しうつむいて下をむき続けるため、頸椎のカーブがなくなってしまい、真っ直ぐになってしまいます。
そして、その状態が長く続いてしまうことによって、周りの筋肉が固まってしまいます。
これが「ストレートネック」です。
頭の重さは5〜6kg程度といわれています。
本来、頸椎がカーブすることによって頭が体に対して真っ直ぐ乗るため、首周りへの負担は減りますが、ストレートネックはカーブがなくなってしまうため、前に傾いた状態であるため、首や肩に負担がかかってきます。
30度傾いた状態で約3倍、45度傾くと4倍の負担がかかるとも言われています。
その状態が長く続くと、首こりや肩こりへとつながってしまいます。

ストレートネックになりやすい人

スマホ首と呼ばれるように、スマートフォンを長時間使用する方がなりやすいのはもちろんですが、スマートフォンだけでなく、パソコンを長時間使用する方や読書など下を向く姿勢を長時間続ける人はストレートネックになりやすいです。
また、首周りの筋肉が弱い方もストレートネックになりやすいです。
そのため、男性よりも女性の方がなりやすく、若年層よりも高齢者の方がなりやすいと言われています。

ストレートネックの症状

ストレートネックの症状としては、首や肩の凝り・痛みがメインですが、酷くなってくると頭痛やめまい、吐き気などの症状も出てきます。
ストレートネックになると首や肩周りの筋肉が硬くなってしまうため、血行が悪くなるだけでなく場合によって神経も圧迫されてしまうことがあります。
それによりめまいや頭痛を起こすこともあります。
また、頚椎からは交感神経や副交感神経という自律神経も走っているので、首周りの筋肉が硬くなることで自律神経を圧迫してしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経のバランスが崩れてしまうと、不眠やうつ病、耳鳴り、発汗などさまざまな症状が出てきます。

ストレートネックを予防するには

ストレートネックを予防するためには、まずはスマートフォンやパソコンなどを長時間使用しないようにすること。
そして、使用するときの姿勢を注意することが一番です。
スマートフォンやパソコンなどで集中してくると画面を覗き込むように前のめりになることが多くなります。
すると、下を向く姿勢や前のめりになることで頭が前方へ傾いてしまい、首周りに負担がかかってしまいます。
スマートフォン使用中も画面との距離を離し、頭を前に突き出すような姿勢を取らないようにすることが重要です。
また、猫背姿勢もストレートネックの原因になりやすいと言われています。
背骨が丸みが強くなってしまうと、顔が前に出やすくなってしまうため、ストレートネックになりやすくなります。
背中を丸めないような姿勢をとっていくことが大切です。

もうすでになってしまった人は?

もうすでにストレートネックで困っている方は、首周り・肩周りの筋肉を解していくことが重要です。
ストレートネックの方は、背骨周り・肩甲骨周りの筋肉も硬くなってしまっている方が多いです。
首周り・肩周りの筋肉を解すためにも、まず背中や肩甲骨周りの筋肉を解すことが大切です。
そして、普段から背中を丸めないよう、少し胸を張るような姿勢をとるように意識しましょう。

また、簡単にできるセルフケアとしては、首や肩を温めるのが効果的です。
筋肉が固まってしまうと血流が悪くなってしまうため、血流障害による頭痛なども起こりやすいため、根本解決にはならないかもしれませんが、首・肩を温めるのも大切です。

根本解決するためには

ストレートネックはスマホやパソコンの長時間の使用など日々の生活習慣からくる影響がかなり強いです。
首や肩の張りの原因は多種多様です。
背中や肩甲骨が硬くなっている方は多いですが、さらに深掘りすると原因は無数にあります。


根本から解決したいと思っている方、症状が強い方はぜひご相談いただけれがと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

当院の特徴

当院に来院されるお客様の特徴としては、肩こりや腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症など腰痛症状でずっと悩まされている方が病院や整骨院に通っても良くならず、さまざまな整体院を巡ってくる方が多いです。

病院とは何が違うの?

例えば、みなさんは腰が痛くなったら最初にどこにいきますか?

整体院?
整骨院?
鍼灸院?

どこも悪くはないと思います。

しかし、私は「病院受診」を強く勧めます。
特に、“急に痛くなった症状”については、当院にお問い合わせがあっても病院を勧めます。

それは、
骨や靭帯の状態は正確にはわからないからです。
もちろん、検査をすることで骨折や靭帯損傷などの「予測」は可能です。
しかし、病院でのレントゲンやMRIなどと比べると明らかに精度が落ちてしまいます。

もし、仮に骨折や靭帯損傷など構造的な問題がある状態で整体を行なっても絶対に改善の方向にはいきません。
ですので、急に痛くなった痛みに関しては病院受診をお勧めし、構造的な問題がなければ当院へと説明しています。

それなら最初から最後まで病院でいいのでは?

病院を受診していただき、そのまま病院で治療を行い、症状が改善するのであればそれで良いと思います。
最初にお話しした通り、当院には病院や整骨院に通ってもなかなか症状が改善せず悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

病院では注射や薬しか出してくれなかったり、リハビリを受けてもなかなか症状か変わらないという方です。

当院は施術力には絶対の自信を持っています。
実際に、当院の施術を受けた方は、

「こんなに楽になったのは初めてです」

というお声を多くいただきます。

日常生活の状態や姿勢や硬さなど体の状態を確認し痛みの根本原因を探り、そこを改善することで痛みを和らげて終わりではなく、さらに痛みを再発させないような体づくりまでを行なっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。