2025年9月

理学療法士が行う整体とは

「整体」は誰でも名乗れる現実

整体という言葉自体には国家資格がなく、極端に言えば誰でも「整体師」と名乗ることができます。だからこそ整体業界は“無法地帯”とも言われ、お客様にとっては「安心して任せられるのかどうか」が分かりにくいのが実情です。

当院では、そのような現状だからこそ、国家資格である理学療法士として培った知識と経験を活かし、安心できる整体を提供しています。

理学療法士は体のプロ

理学療法士は病院や医療現場でリハビリを担当する「体の専門家」です。骨格・筋肉・神経・動作の仕組みを体系的に学び、ケガや病気からの回復、スポーツや日常生活での不調改善に携わってきました。

整体そのものは医療行為ではないため「理学療法士」という肩書きを前面に出すことはできません。しかし、長年の臨床経験で培った知識や技術は、整体の施術にも十分に活かされています。その結果「なぜ痛みが出ているのか」「根本原因はどこか」を考えた上で、体に無理のない施術が可能になります。

部分ではなく全体を見る視点

理学療法士の整体の大きな特徴は「部分ではなく全体を診る」ことです。
たとえば腰が痛いといっても、原因は腰そのものではなく股関節や足の動きの硬さ、姿勢や生活習慣に隠れている場合があります。肩こりであっても、首だけでなく背中や骨盤の動きが関係していることもあります。

このように体を全体のつながりとして捉えられるのは、解剖学や運動学に基づいた理学療法士ならではの強みです。

希望の部位にすぐアプローチできる

病院では検査や手続きに時間がかかり、希望の部位へすぐにアプローチできないこともあります。整体では、その場でお客様の要望に合わせて気になる部分に施術できるのが大きな利点です。理学療法士の整体では「理論に基づいた的確な施術」と「希望に応じた柔軟な対応」を両立させることが可能です。

医師との連携も可能

理学療法士は医療現場での経験があるため、必要に応じて医師と情報を共有したり、病院での受診を勧めたりといった対応もできます。整体と医療の間に橋をかけられることは、お客様にとって安心できるポイントの一つです。

実際のお声:「理学療法士だから選んだ」

当院には実際に「理学療法士の資格を持っているから安心できると思った」「理学療法士さんだったからここに決めた」という理由で来院される方が多くいらっしゃいます。整体が“誰でもできる”といわれる時代だからこそ、資格や経験を持つ専門家を選びたいという方は確実に増えています。

まとめ

整体は医療ではありませんが、理学療法士として培った知識と技術を活かすことで「安心・安全で結果の出る整体」を提供することができます。
「とりあえず気持ちよければいい」ではなく「根本から改善していきたい」と考える方にこそ、理学療法士が行う整体はおすすめです。体の不調や痛みでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

痛みといってもさまざま〜肩こりや腰痛でお悩みの方〜

痛みの種類は人によってさまざま

「痛みがあるんです」と言っても、その内容は人によって本当にさまざまです。ズキズキと刺すような痛み、重だるさのような不快感、動かすと出る違和感…。同じ「肩の痛み」でも、ある人は筋肉の張り、別の人は神経の圧迫、また別の人は内臓の疲労が関連しているケースもあります。

そのため、「どこが痛いのか」だけでなく、「どんなふうに痛いのか」「いつから痛いのか」「何をすると痛むのか」といった情報がとても大切です。単なる筋肉疲労と思っていた痛みが、実は慢性的な姿勢の崩れや、内臓の不調と関係していることも珍しくありません。

痛みは「悪者」ではない

「痛みがある=体に悪い」と考えがちですが、実は痛みは体からの大事なサインです。「これ以上使うと壊れてしまうよ」「無理をしているよ」というブレーキの役割を果たしているのです。
つまり、痛みは体を守るために起こっている“必要な反応”でもあります。

ただし、問題なのはその痛みが長く続いてしまう場合です。慢性的な痛みになると、身体だけでなく脳や神経の働きにも影響し、実際にはもう炎症が治まっているのに「痛い」と感じ続けてしまうこともあります。これを「痛みの記憶」と呼び、慢性痛の原因のひとつと考えられています。

痛みの原因は「身体」だけじゃない

近年では、「心」と「体」は切り離せないという考え方が広がっています。
特に、ストレスや不安、睡眠不足、自律神経の乱れは、体の痛みと深く関係しています。実際に、ストレスが強い時に腰痛や頭痛が悪化したという経験がある方も多いのではないでしょうか。

痛みの原因を探るとき、「骨や筋肉」だけを診るのではなく、生活習慣や心の状態、日々の体の使い方も総合的に見る必要があるのです。

当院で大切にしていること

当院では、痛みのある部位だけを施術するのではなく、「なぜそこに痛みが出ているのか?」を丁寧に評価し、根本から改善していくことを大切にしています。姿勢の崩れや筋肉のアンバランス、内臓の疲れ、精神的な負荷など、様々な角度から原因を探っていきます。

また、ただ施術をして終わりではなく、日常生活での姿勢や動作、セルフケアの方法までしっかりお伝えしています。自分の体のクセに気づくことで、再発しにくい体づくりができるようになるからです。

「痛み」は無視せず、向き合うことが大切です

「湿布でごまかしている」「年だから仕方ない」といって、痛みを放置してしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、その痛みは今のあなたの体からの“メッセージ”です。
痛み止めを飲み続けているのは、「その場しのぎ」の可能性が高く、根本改善にはつながっていない可能性があります。

その痛みの本当の原因を知ることで、体はもっと軽く、もっと自由に動けるようになります。
もし気になる症状があれば、どうか一人で悩まず、一人ひとりに合ったケア方法を一緒に見つけていきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。