YouTubeのストレッチは本当に効果がある?理学療法士の視点から

最近では、YouTubeやSNSでたくさんのストレッチ動画やセルフケア動画を見ることができます。

「肩こり改善ストレッチ」
「腰痛が楽になる体操」
「1日5分で姿勢改善」

手軽にできそうな内容が多く、実際に試してみたことがある方も多いのではないでしょうか。

では、YouTubeのストレッチは本当に効果があるのでしょうか?

結論から言うと、
効果があるものもあります。



ただし、
すべての人に当てはまるわけではない
というのが、理学療法士としての正直な意見です。

動画は「一般向け」に作られている

YouTubeのストレッチ動画は、基本的に不特定多数の人に向けて作られています。

つまり、

・今どこが原因で痛みが出ているのか
・どこに負担がかかっているのか
・どの動きで悪化するのか

といった「あなた個人の状態」までは考慮されていません。

そのため、

頑張って続けているのに変わらない
むしろ痛みが強くなってしまった

というケースも実際にあります。

大切なのは「体の状態を知ること」

同じ「肩こり」でも、

・首が原因なのか
・肩甲骨の動きが悪いのか
・姿勢のクセなのか
・呼吸の浅さなのか

原因は人によってまったく違います。

原因が違えば、やるべきことも変わります。

動画を参考にすること自体は悪いことではありません。
ですが、「今の自分に合っているかどうか」を知らずに行うと、遠回りになってしまうこともあります。

動画を“正しく活かす”という考え方

私は、動画や情報そのものを否定しているわけではありません。

むしろ、うまく活用できればとても良いツールです。

ただ大切なのは、

・どのくらいの強さで行うのか
・どこに効いているのか
・やってはいけない状態ではないか

こうした視点を持つことです。

そのためにも、まずは自分の体の状態を把握することが重要になります。

なぜ当院は初回に時間をかけるのか

当院では、初回にしっかり時間をかけて体の状態を確認しています。

どこが硬くなっているのか。
どの動きで負担がかかっているのか。
今、優先して整えるべきポイントはどこなのか。

それを丁寧に把握したうえで、
あなたにとって本当に必要なセルフケアをお伝えしています。

YouTubeの動画を参考にするにしても、
「あなたの体に合う形」に調整することが大切だからです。

なぜ初回にそこまで時間をかけているのかについては、
こちらの記事でも詳しく書いています。

▶︎ 初回で時間をかけている理由

情報が多い時代だからこそ

今は、情報が簡単に手に入る時代です。

だからこそ、

「何をやるか」よりも
「自分に合っているかどうか」

を大切にしてほしいと思っています。

YouTubeのストレッチも、正しく活用できれば味方になります。

そのためにも、まずは自分の体を知ることから始めてみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。