ご縁を大切に
偶然のようで、実はとても大切な出会い
「ここに来て良かった」
そんなお言葉をいただけたとき、施術者としてこれ以上ない喜びを感じます。
日々、多くの方が体の痛みや不調を抱え、整体や病院などいろいろな場所を探して通われています。でも、どこに行くか、誰と出会うかは、ある意味“たまたま”の積み重ねです。
その“たまたま”の出会いが良い方向へとつながるのか、それとも残念な経験になってしまうのか。
その分かれ道は、施術者である私たちの向き合い方にかかっているのかもしれません。
「どこに行っても変わらなかったんです」
実際に、私の院にいらっしゃる方の中には、こうおっしゃる方も少なくありません。
「病院に通ってリハビリを受けていたけれど、症状が変わらず自然と行かなくなった」
「整骨院や整体も何軒か行ってみたけれど、どこも同じで結局諦めかけていた」
施術者側にも色々な事情があるとは思います。ただ、対応が流れ作業のように感じられたり、話をじっくり聞いてもらえなかったりすると、お客様の心には“がっかりしたご縁”として残ってしまうのです。
私自身もそのようなお話を伺うたびに、「自分がその方にとって良いご縁になれるように」と強く思います。
娘さんが見つけてくれたご縁
印象に残っているお客様のひとりに、股関節の痛みで長年悩まれていた方がいらっしゃいます。
その方は、まず病院に通い、リハビリを受けていたものの、数ヶ月経っても痛みにほとんど変化がなく、通院が次第に途絶えてしまったそうです。その後も整骨院や整体をいくつか回ったそうですが、納得のいく変化は得られず、「もうこのまま付き合っていくしかないのかな」と、半ばあきらめていたといいます。
そんなとき、娘さんがたまたまSNSで当院の投稿を目にし、「一度行ってみたら?」と勧めてくれたのが、私とのご縁の始まりでした。
正直なところ、ご本人は「またダメかもしれない」という思いもあったそうです。
けれど、初回の施術後に「さっきまであった股関節の痛みが軽くなった」と笑顔で話してくださったその瞬間、私の中でこのご縁の大切さが一層深まりました。
今では定期的に通ってくださり、体の状態だけでなく、気持ちの面でも前向きな変化が見られるようになっています。
ご縁は偶然。でも、その後は必然にできる
どんなにたくさんの整体院や施術者がいても、「どこで誰に出会うか」は運に近いものかもしれません。
でも、その出会いを「良いご縁だった」と感じていただけるかどうかは、施術者の姿勢や関わり方にかかっていると思います。
私はこの仕事を通して、お身体に変化をもたらすことだけでなく、心にも安心感や信頼感を届けたいと思っています。
痛みが取れるだけでなく、「ここに来てよかった」と心から感じていただけるように──
そんな想いで、目の前のお一人おひとりと丁寧に向き合っています。
最後に
数ある整体院の中から当院を選んでいただけることは、とてもすごいご縁だと思っています。
「たまたま見つけた」「たまたま時間が空いていた」
そんな偶然のようなきっかけであっても、そのご縁を通じて、少しでもお客様の人生が軽くなるきっかけになれたら嬉しいです。
これからも私は、ご縁を大切に、一人ひとりと真摯に向き合っていきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。