肩こり

理学療法士が行う整体とは

「整体」は誰でも名乗れる現実

整体という言葉自体には国家資格がなく、極端に言えば誰でも「整体師」と名乗ることができます。だからこそ整体業界は“無法地帯”とも言われ、お客様にとっては「安心して任せられるのかどうか」が分かりにくいのが実情です。

当院では、そのような現状だからこそ、国家資格である理学療法士として培った知識と経験を活かし、安心できる整体を提供しています。

理学療法士は体のプロ

理学療法士は病院や医療現場でリハビリを担当する「体の専門家」です。骨格・筋肉・神経・動作の仕組みを体系的に学び、ケガや病気からの回復、スポーツや日常生活での不調改善に携わってきました。

整体そのものは医療行為ではないため「理学療法士」という肩書きを前面に出すことはできません。しかし、長年の臨床経験で培った知識や技術は、整体の施術にも十分に活かされています。その結果「なぜ痛みが出ているのか」「根本原因はどこか」を考えた上で、体に無理のない施術が可能になります。

部分ではなく全体を見る視点

理学療法士の整体の大きな特徴は「部分ではなく全体を診る」ことです。
たとえば腰が痛いといっても、原因は腰そのものではなく股関節や足の動きの硬さ、姿勢や生活習慣に隠れている場合があります。肩こりであっても、首だけでなく背中や骨盤の動きが関係していることもあります。

このように体を全体のつながりとして捉えられるのは、解剖学や運動学に基づいた理学療法士ならではの強みです。

希望の部位にすぐアプローチできる

病院では検査や手続きに時間がかかり、希望の部位へすぐにアプローチできないこともあります。整体では、その場でお客様の要望に合わせて気になる部分に施術できるのが大きな利点です。理学療法士の整体では「理論に基づいた的確な施術」と「希望に応じた柔軟な対応」を両立させることが可能です。

医師との連携も可能

理学療法士は医療現場での経験があるため、必要に応じて医師と情報を共有したり、病院での受診を勧めたりといった対応もできます。整体と医療の間に橋をかけられることは、お客様にとって安心できるポイントの一つです。

実際のお声:「理学療法士だから選んだ」

当院には実際に「理学療法士の資格を持っているから安心できると思った」「理学療法士さんだったからここに決めた」という理由で来院される方が多くいらっしゃいます。整体が“誰でもできる”といわれる時代だからこそ、資格や経験を持つ専門家を選びたいという方は確実に増えています。

まとめ

整体は医療ではありませんが、理学療法士として培った知識と技術を活かすことで「安心・安全で結果の出る整体」を提供することができます。
「とりあえず気持ちよければいい」ではなく「根本から改善していきたい」と考える方にこそ、理学療法士が行う整体はおすすめです。体の不調や痛みでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

痛みといってもさまざま〜肩こりや腰痛でお悩みの方〜

痛みの種類は人によってさまざま

「痛みがあるんです」と言っても、その内容は人によって本当にさまざまです。ズキズキと刺すような痛み、重だるさのような不快感、動かすと出る違和感…。同じ「肩の痛み」でも、ある人は筋肉の張り、別の人は神経の圧迫、また別の人は内臓の疲労が関連しているケースもあります。

そのため、「どこが痛いのか」だけでなく、「どんなふうに痛いのか」「いつから痛いのか」「何をすると痛むのか」といった情報がとても大切です。単なる筋肉疲労と思っていた痛みが、実は慢性的な姿勢の崩れや、内臓の不調と関係していることも珍しくありません。

痛みは「悪者」ではない

「痛みがある=体に悪い」と考えがちですが、実は痛みは体からの大事なサインです。「これ以上使うと壊れてしまうよ」「無理をしているよ」というブレーキの役割を果たしているのです。
つまり、痛みは体を守るために起こっている“必要な反応”でもあります。

ただし、問題なのはその痛みが長く続いてしまう場合です。慢性的な痛みになると、身体だけでなく脳や神経の働きにも影響し、実際にはもう炎症が治まっているのに「痛い」と感じ続けてしまうこともあります。これを「痛みの記憶」と呼び、慢性痛の原因のひとつと考えられています。

痛みの原因は「身体」だけじゃない

近年では、「心」と「体」は切り離せないという考え方が広がっています。
特に、ストレスや不安、睡眠不足、自律神経の乱れは、体の痛みと深く関係しています。実際に、ストレスが強い時に腰痛や頭痛が悪化したという経験がある方も多いのではないでしょうか。

痛みの原因を探るとき、「骨や筋肉」だけを診るのではなく、生活習慣や心の状態、日々の体の使い方も総合的に見る必要があるのです。

当院で大切にしていること

当院では、痛みのある部位だけを施術するのではなく、「なぜそこに痛みが出ているのか?」を丁寧に評価し、根本から改善していくことを大切にしています。姿勢の崩れや筋肉のアンバランス、内臓の疲れ、精神的な負荷など、様々な角度から原因を探っていきます。

また、ただ施術をして終わりではなく、日常生活での姿勢や動作、セルフケアの方法までしっかりお伝えしています。自分の体のクセに気づくことで、再発しにくい体づくりができるようになるからです。

「痛み」は無視せず、向き合うことが大切です

「湿布でごまかしている」「年だから仕方ない」といって、痛みを放置してしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、その痛みは今のあなたの体からの“メッセージ”です。
痛み止めを飲み続けているのは、「その場しのぎ」の可能性が高く、根本改善にはつながっていない可能性があります。

その痛みの本当の原因を知ることで、体はもっと軽く、もっと自由に動けるようになります。
もし気になる症状があれば、どうか一人で悩まず、一人ひとりに合ったケア方法を一緒に見つけていきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「ママが元気じゃないと、子育てもままならない。育児中の肩こり・腰痛は“がまん”しないで」

自分のことは後回し…そんな毎日が続いていませんか?

子育て中は、とにかく毎日があっという間。
「肩がバキバキだけど、そんな時間ない」
「腰が痛いけど、休む暇なんてない」
そんなふうに、自分の体のことを後回しにしていませんか?

でも実は、子育てを頑張るためには、まずは自分の体が健康であることがとても大切です。
ママやパパの体に余裕があるからこそ、笑顔で育児に向き合えるもの。
「不調を我慢し続ける」のは、実は子育てをもっと大変にしてしまっているのかもしれません。

育児中の肩こり・腰痛はなぜ起きる?

授乳や抱っこ、寝かしつけ、おんぶ、中腰でのおむつ替え…。
育児では、首・肩・腰に負担がかかる動作の連続です。特に前かがみや片手での作業が多く、体に偏ったストレスがかかりがち。

さらに、慢性的な睡眠不足や疲労の蓄積も、体の回復を妨げます。
結果として、肩や腰の痛みがどんどん蓄積し、日常生活にも影響してしまうこともあるのです。

「今は仕方ない」はNG!放っておくとどうなる?

「子どもが小さいうちは仕方ない」
「今は我慢するしかない」
そう思って放っておくと、筋肉の緊張や骨格のゆがみが定着し、産後数年たっても不調が続いてしまうケースもあります。

逆に言えば、早めにケアをすることで回復も早く、体のバランスも整いやすくなります。
がんばりすぎないための“体のメンテナンス”、そろそろ始めませんか?

忙しい中でもできる「ちょこっとケア」

まとまった時間が取れなくても、スキマ時間にできるケアを少しご紹介します。

● 抱っこの合間に「肩甲骨ゆらし」

両手を上げて左右に軽くゆらすだけで、肩まわりがすっきり。

● 寝る前に「骨盤ゆらし」

仰向けで膝を立て、膝を左右にゆらすだけ。腰回りの緊張が取れやすくなります。

● 深呼吸+背伸び

疲れたときは、5秒かけて吐く深呼吸+ゆっくり背伸び。自律神経も整いやすくなります。

「がんばるケア」ではなく、「ゆるめるケア」がポイントです。

当院ではお子様連れでも安心して通えます

「子どもがいるから整体は無理…」
「泣いたら迷惑をかけるかも」
そんな心配、しなくて大丈夫です。

当院ではお子様連れも大歓迎です!

✔ ベビーカーOK
✔ 個室対応
✔ 小さなお子様と一緒に施術スペースに入れます
✔ 泣いてしまっても大丈夫。スタッフも慣れています

施術内容も、育児中の生活動作に合わせた姿勢改善・骨盤まわりの調整など、ひとりひとりに合わせた無理のない内容で行います。

「子どもを連れて行ってもいい」
そう思える場所があることで、ママやパパの心にも少し余裕が生まれますよ。

まとめ:ママが元気だと、子育てはもっと楽になる

育児は体力勝負。
でも本当に大切なのは、「我慢」や「気合」ではなく、自分の体を大事にすること

体が整えば、心に余裕が生まれ、子どもとの時間ももっと楽しめます。
ぜひ、がんばりすぎる前に、体のケアを始めてみてください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「その時だけ良くなる」を卒業するために大切なこと

一度はありませんか?

「施術してもらった後は調子いいんだけど、次の日には戻ってしまう。」

当院に来院される方とお話をしていると、このような声をよく耳にします。
せっかく施術を受けて楽になったのに、次の日には元どおり…。
「どうせまた戻るし…」と、改善を諦めてしまう方も少なくありません。

では、なぜ体はすぐに元に戻ってしまうのでしょうか?

不調の原因は“その場”ではなく“日々の積み重ね”

肩こりや腰痛など、つらい症状の多くは日々の姿勢や動作のクセ、生活習慣の積み重ねによって生まれます。

施術によって一時的に筋肉が柔らかくなったり、可動域が広がったりすることはもちろんあります。
しかし、原因となっている姿勢の崩れや動作のクセを変えない限り、体はまた同じ状態に戻ってしまうのです。

つまり、「その場でよくなること」と「根本的に改善すること」はまったくの別物。
普段の姿勢や生活習慣を見直すことが、再発を防ぐためのカギになります。

でも、姿勢を変えるのって難しい…

とはいえ、長年続けてきた姿勢や動作を急に変えるのは簡単なことではありません。
意識してもすぐに元に戻ってしまったり、「結局よく分からない」と感じる方も多いはずです。

だからこそ大切なのが、少しずつ・継続して取り組むこと
そしてそのために必要なのが、自分の生活や体の状態に合った“続けられるセルフケア”です。

「合わないセルフケア」が逆効果になることも

YouTubeなどで人気の運動を試してみたけれど、
・筋肉痛で動けなくなった
・きつくて続かなかった
・逆に痛みが悪化した
といった経験はありませんか?

合わないセルフケアは、体への負担となり、かえって不調を悪化させてしまうこともあります。
だからこそ、あなたの体に合った・無理なくできるセルフケアが大切なのです。

施術後に「また戻ります」とお伝えしています

当院では、ほとんどの方が施術後に体が楽になります。
そのため、あえて施術後のタイミングで「また戻ります」とお伝えしています。

「えっ、せっかく良くなったのに?」と驚かれるかもしれませんが、これはごまかしではありません。
施術によって一時的に筋肉が柔らかくなったり、痛みが和らぐのは事実です。
ただし、その不調を引き起こした根本的な原因(姿勢や生活習慣など)が変わらない限り、また同じ状態に戻ってしまうことが多いのです。
しかし、少なくとも施術直後の体までは改善できるという証拠でもあります。

だからこそ、施術直後の体の変化を実感していただいたうえで、
その後のセルフケアの重要性や、体を根本から変えていく流れについてしっかりとお伝えしています。

まずは体の状態を確認し、あなたに合ったケアを一緒に考えていきましょう。

不調は体からの大切なサイン

痛みや不調は、あなたの体が「何かおかしいよ」と教えてくれているサインです。
そのサインにしっかり耳を傾け、少しずつでも体と向き合っていくことで、きっと明るい未来が待っています。

あなたの毎日が、より快適で、笑顔にあふれたものになりますように。

「何から始めたらいいかわからない…」という方へ

ご安心ください。
お一人おひとりの生活スタイルや体の状態に合わせて、無理なく続けられるケアをご提案いたします。

「その時だけ」を卒業し、根本から健康な体を目指す第一歩として、
ぜひ一度、お気軽にご相談・ご予約ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

体温について

私たちの体温は、健康状態を大きく左右する要素の一つです。
しかし、現代人の多くは低体温傾向にあり、さまざまな体調不良の原因となっています。
体温を適切に維持し、上げることで、免疫力の向上や代謝の活性化、自律神経のバランス調整など、多くの健康効果が期待できます。
今回は、体温を上げることの重要性と、その具体的な方法について解説します。

体温が低いとどうなる?

通常、健康な成人の平均体温は36.5〜37.0℃とされています。
しかし、現代では35℃台の低体温の人も増えており、それが体調不良の原因となることがあります。
では、体温が低いとどのような影響があるのでしょうか?

1. 免疫力の低下

体温が1℃下がると、免疫力は約30%低下すると言われています。
これは、白血球の働きが弱まり、ウイルスや細菌に対する防御力が落ちるためです。
その結果、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

2. 血流の悪化と代謝の低下

体温が低いと血流が滞りやすくなります。
血液は酸素や栄養を全身に運ぶ役割を担っているため、血流が悪くなると、エネルギー生産が低下し、冷えや疲労感、肩こり、頭痛などの症状が現れます。
また、代謝が低下することで脂肪が燃焼しにくくなり、太りやすくなる原因にもなります。

3. 自律神経の乱れ

体温が下がると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
特にストレスを感じやすくなったり、睡眠の質が低下したりすることがあります。
自律神経の乱れは、ホルモンバランスの崩れや精神的な不調にもつながります。

4. 認知機能の低下

脳は血流によって酸素や栄養を受け取っています。
体温が低下すると血流が悪くなり、脳の機能が低下しやすくなります。
その結果、集中力の低下や記憶力の減退などの影響が出る可能性があります。
特に高齢者においては、低体温が認知症リスクを高める要因の一つとも考えられています。

体温を上げるメリット

では、体温を上げることでどのようなメリットがあるのでしょうか?

1. 免疫力が向上し、病気に強くなる

体温が1℃上がると、免疫力が5〜6倍に向上すると言われています。
体温を適切に維持することで、風邪やインフルエンザだけでなく、がんや生活習慣病の予防にもつながる可能性があります。

2. 血流が改善し、冷えや肩こりが解消

体温が上がると血管が拡張し、血流がスムーズになります。
これにより、冷え性の改善や肩こり、腰痛の軽減が期待できます。
また、血液の循環が良くなることで、肌のターンオーバーも促進され、美肌効果も期待できます。

3. 代謝が活性化し、ダイエット効果が高まる

体温が上がると、基礎代謝が向上し、脂肪が燃えやすい体になります。
特に、筋肉量が増えることで体温が上がりやすくなるため、運動習慣を取り入れることがダイエットには効果的です。

4. 自律神経が整い、ストレス軽減や睡眠の質向上

体温が適切に保たれると、自律神経のバランスが整いやすくなります。
これにより、ストレスが軽減され、リラックスしやすくなります。
また、深部体温が一時的に上昇した後に下がることで、入眠しやすくなり、質の良い睡眠がとれるようになります。

体温を上げるための具体的な方法

日常生活の中で、体温を上げるためにできることを挙げてみました。

1. 適度な運動を習慣にする

運動は体温を上げる最も効果的な方法の一つです。
特に、筋肉を使うことで熱が生産されるため、ウォーキングやストレッチ、筋トレなどを取り入れると良いと思います。
スクワットなどの下半身の筋トレは、熱を生産しやすく、冷え性対策にもなります。

2. 体を温める食事を意識する

食事の内容によっても体温は変わります。
特に、生姜、にんにく、唐辛子、根菜類(にんじん、ごぼう、大根など)、発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルト)などは体を温める効果があります。
また、冷たい飲み物や食べ物を控え、温かいスープやお茶を飲むこともおすすめです。

3. お風呂に浸かる

シャワーだけで済ませるのではなく、38〜40℃のお湯に15〜20分ほど浸かることで、体の芯から温まります。
特に、寝る90分程度前に入浴することで、リラックス効果が高まり、深い睡眠につながります。

4. 衣服の工夫

寒い季節だけでなく、年間を通して「首・手首・足首」を冷やさないようにすると、体温が下がりにくくなります。
特に、冬場は重ね着をして保温し、夏場もエアコンによる冷えには注意が必要です。

5. 深呼吸や腹式呼吸を意識する

呼吸によっても体温を調整できます。
特に腹式呼吸を意識すると、自律神経が整いやすくなり、体温が安定します。
朝や寝る前にゆっくりとした深呼吸をする習慣をつけるのも良いと思います。

まとめ

体温を上げることは、免疫力の向上、血流の改善、代謝の活性化、自律神経の安定、認知機能の維持など、多くの健康メリットがあります。
日常生活の中で運動や食事、入浴などを工夫することで、体温を上げることができます。
健康的な生活を送るために、ぜひ今日から体温管理を意識してみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。