骨盤

反り腰を考える


札幌市東区で整体×パーソナルジムをしています「Conditioning Gym CoAbility」です。

反り腰で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
重量物を持ち上げる仕事だったり、育児中のママさんなど若い方から高齢者まで悩んでいる方は多いと思います。
反り腰とは、文字通りおへそが前に出るような腰を反った姿勢のことを言います。
今回は、反り腰について原因や対策について説明していきたいと思います。

反り腰の原因

上の図を見ていただくとわかるように、反り腰は骨盤が過度に前に傾いてしまう(前傾)ことが原因なります。
反り腰の原因としては以下が挙げられます。

筋力の低下

加齢や運動不足などにより首や背中、腰、太ももなどの筋力が低下してしまうと姿勢を保つことが難しくなってしまうため、骨盤を前傾させて保とうとするため反り腰になりやすくなります。

筋力の不均衡

お腹周りと腰回りの筋力のバランスが崩れてしまう。

不良姿勢

長時間のデスクワークやスマホの使用などで猫背になるとその反動で腰の骨の前弯が強調されてしまい、反り腰になりやすくなります。

ハイヒールなどの靴の影響

つま先体重になってしまうことで骨盤が前傾しやすく反り腰の原因となってしまいます。

体型の変化

肥満や妊娠でお腹が出てくる、子供の抱っこなど重心が前にいってしまうことでそれを支えようと骨盤を前傾させ、腰を反らせて姿勢を保とうとするため、反り腰になりやすくなります。

当店での改善方法

最初に反り腰の原因でもお話しした通り、反り腰の原因は骨盤が過度に前傾してしまうことが問題となります。
そこで、まず骨盤が過度に前傾してしまった原因を突き止めます。
骨盤が前傾してしまう原因は腰回りやお腹周りの柔軟性低下・筋力低下だけでなく、背中やお尻・股関節などの柔軟性低下・筋力低下など多岐にわたります。
反り腰の対策としてよく腹筋をつけましょうと言われますが、しっかりと原因を突き止めなければ、どれだけ腹筋をつけても問題は解決しません。

しっかりと原因を突き止めた上で施術を行い、自宅でのセルフケアを行うことが重要になります。

Youtubeなどでさまざまな運動やストレッチが紹介されていますが、仕事内容、生活環境、運動状況など一人ひとり原因はさまざまですので、その人にあった体操・運動を行わなければ、せっかく頑張っているのになかなか効果が出てきません。

反り腰の症状でお困りの方、運動など行っているけどなかなか症状が改善しない方は、ぜひ当店にお越しください。

猫背を解明

札幌市東区で整体×パーソナルジムをしています「Conditioning Gym CoAbility」です。

猫背・巻き肩で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
猫背とは、背中が丸くなり肩が前に出ている姿勢です。
この姿勢は、見た目だけでなく、身体にもさまざまな影響を与えます。
今回は、猫背の原因や改善方法について解説していきたいと思います。

猫背の原因

猫背の原因は大きく3つ挙げられます。

日々の不良姿勢

デスクワークなどの長時間の座り作業やスマートフォンの使用が、猫背を引き起こす主な原因です。デスクワークや勉強など、長時間同じ姿勢でいると、自然と背中が丸くなりがちです。また、椅子や机の高さが合っていない場合も、正しい姿勢を維持するのが難しくなります。

筋肉のバランスの不均衡

猫背の原因の一つに、肩甲骨周りの筋肉が弱くなることがあります。背中や肩甲骨周りの筋肉が不十分だと、姿勢を正しく保つのが難しくなります。また、胸の筋肉が硬くなると、肩が前に出やすくなります。

心理的要因

ストレスや不安も猫背の原因になり得ます。心理的な緊張が身体に影響を与え、姿勢が崩れることがあります。

これらの原因が猫背を助長させていきます。

猫背から身体に与える影響

肩こり・首の痛み

上の図を見ていただくとわかるように、猫背になってしまうことで頭が重心位置より前に出てしまいます。
すると頭は前方に倒れようとします。
頭の重さはだいたい体重の10%程度と言われています。
60kgの方ですと約6kg近い重さが前へ倒れようとします。
それを支えるために首・肩の後ろ側の筋肉が倒れないようにずっと支え続けなければいけません。
それがずっと続くと肩や首の筋肉が張ってしまうのです。

背中の痛み

猫背になることで背骨の丸まり(後弯)が強くなることで背中側の筋肉が伸ばされます。
その状態がずっと続いてしまうと背中に痛みが出現してしまうことがあります。
特に胸椎(背中の上側)や腰椎(下部)に影響が出やすいです。

呼吸機能の低下

猫背になると、胸が圧迫されて肺の膨張が妨げられます。これにより、呼吸が浅くなり、十分な酸素を取り込むのが難しくなってしまいます。長期間の猫背は、呼吸機能の低下や疲れやすさの原因となります。

消化器系の問題

猫背は腹部を圧迫するため、消化器系に影響を与えることがあります。特に胃や腸が圧迫されることで、消化不良や腹部の不快感を引き起こすことがあります。

姿勢の歪み

猫背が続くと、全体的な姿勢が歪んでしまいます。これが筋肉や関節の不均衡を引き起こし、身体の他の部分にも影響を及ぼすことがあります。例えば、腰や膝に不自然な負担がかかり、痛みや不調を引き起こす可能性があります。

関節の問題

猫背によって脊椎や関節に不自然な負担がかかり、これが長期間続くと、関節の摩耗や変形を引き起こすことがあります。特に背中や腰の関節が影響を受けやすいです。

心理的な影響

猫背は見た目に影響を与えるだけでなく、心理的な面でも影響があります。姿勢が悪いと自信が低くなり、ストレスや不安が増すことがあります。また、姿勢が悪いと、気分やエネルギーレベルにも悪影響を及ぼすことがあります。

集中力の低下

猫背によって呼吸が浅くなり、身体全体が疲れやすくなります。これが集中力やパフォーマンスの低下を引き起こすことがあります。特に長時間のデスクワークや勉強中に影響を受けやすいです

いかがでしょうか。猫背になってしまうだけでこれだけ身体に悪影響を与えてしまう可能性があるのです。
つまり、不良姿勢が身体に悪影響を及ぼし、それがまた不良姿勢に繋がってくる負のスパイラルです。


猫背の改善方法

ここからが本題です。

みなさんは、猫背を直そうと「胸を張る」ことだけを頑張っていないですか?

胸を張ることはもちろん正解です。
しかし、胸を張るだけでは猫背は改善しません。


もう一度猫背の図を確認しますが、猫背の人のほとんどは骨盤が後ろに傾いている人が多いのです。
骨盤が後ろに傾いていると背骨の最初の傾きが変わってしまうため猫背になりやすいのです。
つまり、猫背を改善するためには胸を張るだけではなく、骨盤の向きも変えていく必要があります。
骨盤の動きを支える筋肉は腹筋や背筋だけでなく股関節周りの筋肉まで関係しています。

つまり、猫背を改善するためには、人によっては股関節周りの筋肉にアプローチしていく必要がある人もいるのです。

猫背改善のセルフケア方法については、当院公式Instagramで紹介しています。

https://www.instagram.com/coability_yaguchi/

猫背を改善するためには、セルフケアはもちろん日頃の姿勢にも十分に注意を払う必要があります。
日頃の小さな努力が少しずつ実を結んでいきます。

日々、少しずつ頑張ってみましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。