外反母趾とは?女性に多い理由と原因について
「親指の付け根が出っ張って痛い」
「靴を履くと親指が当たって辛い」
「以前より親指が曲がってきた気がする」
このような外反母趾のお悩みで来院される方が、最近とても増えています。
特に女性に多い足のトラブルとして知られている外反母趾ですが、「なぜなってしまうのか」は意外と知られていません。
今回は、外反母趾の概要と、考えられる原因についてお話しします。
外反母趾とはどんな状態?
外反母趾とは、足の親指が人差し指側へ曲がり、親指の付け根が内側へ出っ張ってくる状態のことです。
見た目の変化だけでなく、
- 親指の付け根が靴に当たって痛い
- 長時間歩くと痛みが出る
- 足が疲れやすい
- 自分に合う靴が見つからない
といった日常生活での悩みにつながることもあります。
変形があっても痛みがない方もいれば、変形は比較的軽くても靴に当たることで強い痛みを感じる方もいます。
つまり、「曲がっている角度」だけで辛さが決まるわけではありません。
外反母趾は女性に多い
外反母趾は男性にもみられますが、女性に多いことが知られています。
また、年齢とともに増える傾向もあり、中高年以降では外反母趾で悩まれる方がさらに多くなります。
女性に多い理由としては、パンプスなどつま先が細い靴を履く機会が多いことも一つの要因として考えられています。
しかし、「女性だから」「ヒールを履くから」だけで外反母趾になるわけではありません。
そこには、さまざまな要素が関係しています。
原因は一つではありません
外反母趾というと、「靴が原因」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
確かに、足に合わない靴やつま先が圧迫される靴は、外反母趾に影響する要素の一つです。
しかし、それだけでは説明できないケースも多くあります。
例えば、
- 生まれ持った足の形
- 足のアーチの状態
- 靴の選び方
- 立っている時の姿勢
- 歩き方のクセ
- 足や下半身の筋力
- 関節の柔軟性
など、さまざまな要素が重なって外反母趾につながることがあります。
そのため、「これだけが原因」と一つに決めつけることはできません。
足の親指だけの問題ではないことも
当院へ来院される方をみていると、外反母趾でお悩みの方でも、足だけに特徴があるとは限りません。
立ち方や歩き方を確認すると、
- 片側へ体重をかけるクセがある
- 足の外側ばかりで支えている
- 股関節がうまく使えていない
- 膝や骨盤の動きに左右差がある
など、人によってさまざまな違いがあります。
もちろん、それらがすべて外反母趾の原因というわけではありません。
しかし、足は体全体を支える土台です。
そのため、足だけを見るのではなく、体全体の動き方まで含めて考えることが大切だと当院では考えています。
大切なのは「なぜ外反母趾になったのか」を考えること
外反母趾になる背景は、一人ひとり異なります。
靴が大きく影響している方もいれば、立ち方や歩き方のクセ、筋力や柔軟性などが関係している方もいます。
だからこそ、
「外反母趾だからこの運動をしましょう」
「このストレッチだけで良くなります」
と一律に考えることは難しいものです。
まずは、その方がなぜ外反母趾になってしまったのか。
その背景を丁寧に考えることが、今後の対策を考えるうえでも大切になります。
まとめ
外反母趾は、親指が曲がる足の変形として知られていますが、その背景には靴だけではなく、足の形や姿勢、歩き方、筋力、柔軟性など、さまざまな要素が関係しています。
痛みがある場所は親指の付け根ですが、だからといって親指だけを見れば良いとは限りません。
大切なのは、「外反母趾そのもの」だけではなく、「なぜその状態になったのか」という背景を考えることです。
次回は、外反母趾に対して当院ではどのような考え方で体を見ているのか、できること・できないことも含めて詳しくお話ししたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

